LOHAS WORLD

サンタモニカLOHAS視察レポート

LOHAS10レポートに引き続き、サンタモニカのLOHAS視察レポートをご紹介します。

 < Farmers Market >

サンタモニカではサンタモニカ市役所による主催で毎週4回ファーマーズマーケットが行われていました。私たちが訪れた日曜は、一番ファミリー向けのもので、農産物だけでなくクラフトやランチのような食べ物の出展者も集まっていました。

ちょうど訪れた一週間前から始まった「ZERO WASTE MISSION」はマーケットで出されるゴミをゼロにしようという取り組み。そのため、コーヒーのカップの印字には大豆ベースインク、内側に塗るコーティングも大豆由来のものを使用しているのですが、サンタモニカ市役所・ファーマーズマーケット担当のJodiさんに伺ったところ、このように各出展者に使用する器やコップを生分解性のものに変えるように指示をすることが難しかったとか。

サンタモニカ市はファーマーズマーケットのほかに、市のグリーンスポットが表示された「GREEN MAP」を作成したり、Green Buildings Program など、サスティナブルな取り組みを多く行っています。


< American Apparel >

More than just a sweatshop-free charity

「スウェットショップ」とは、低水準で危険度の高い労働環境のもと、労働者たちを低価格で高収益を上げるために働かしている工場のことです。アメリカンアパレルは、LAに自社工場を持ち、安全で公平な「スウェットショップ・フリー」の環境を努めている会社です。さらに単なる「スウェットショップ・フリー」にとどまらず、社員の福利厚生などその職場環境の改善や労働者の権利を守る努力を惜しまない方針は、新しいビジネスモデルとなっています。

「サステイナブル・エディション」は、最も人気のあるスタイルをオーガニック・コットンで製造。数年後には全てのラインでサステイナブル・コットンを用いることを予定しています。

< Patagonia >

10年前から全てのコットン商品にオーガニックコットンを使用、1%for the PlanetやOcean's preserve キャンペーンなど、山や海のアクティビティからの環境に対する意識が非常に高い、お見本のような企業。

パタゴニアのBryanさんの説明によれば、パタゴニアは新しい店舗を出すとき、新しいビルは建てず、すでにある建築物を使用するとのこと。今回訪れたサンタモニカ店は、もともとリーボックがあった場所を改築した。店内にはそれを説明するパネルがあり、顧客は企業の取り組みを学ぶことができるのも印象深かったです。

顧客自体も意識が高く、ショッピングバッグは必ず「要りますか?」と聞き、約40%の方が要らないと答えるそう。

つなげる糸リサイクルプログラム

今年からスタートした「CapileneR」のリサイクルは、着古して友人にもあげられないほどになったものを、細かく裁断し、また糸にしてリサイクルするプログラム。とくにリサイクルを持ってきたからといってキャッシュバッグやポイントがたまるわけではないが、パタゴニアに来ているお客様たちは、ペッドボトルをスーパーにリサイクルに持ってくるくらいの感覚で持ってきているそう。今後、リサイクルするアイテムをふやしていきたいとのこと。


< Whole Foods Market >

すでにご存知の方も多い大型オーガニックマーケット。北米とイギリスに183店舗あります。 豊富なDELIセクションには、No Onion, No Garlic のものから、セレブリティに人気のローフードまで!これらをいち早く取り入れているのは、さすがWhole Foods Market!

以下、他のオーガニック・スーパーマーケットとの違いを質問したときの回答。

Largest : 商品の品揃えが一番多い
Fresh :  店内が広々としたフレッシュマーケットのよう
Package : Deliなど、他店では多くがプラスチックの入れ物を使っているが、 紙や再利用できるものを使用している。
Program : 魚を取りすぎないためのプログラムや風力発電など、多くのプログラムに参加している。またお客様も参加できる。

最近のWhole Foods Marketで注目すべきことは、2005年の10月にウェストハリウッドにオープンした「Lifestyles」というショップ。もともとWhole Foods というだけに、食料品メインのスーパーですが、食料品を越えて、ベッドやベビー用品、洋服、小物などを扱い、ライフスタイル全体を提供していこうとうのがこの「Lifestyle」ショップのコンセプトです。まだNYとLAの2店舗だけですが、今後もっと増えていくといいですね。ちなみにこちらで扱っているAmerican ApparelやLoomstateは日本でも手に入るので、ぜひ!

Whole Foods Market Lifestyle
7859 Santa Monica Blvd.
West Hollywood, CA 90046
In the shopping complex on the northeast corner of Fairfax Blvd. and Santa Monica Blvd.
323.848.4200
323.848.4250 fax

T,S,Designs.IncのTシャツは、袖に食料品の成分表のようなタグがあるのが面白い。(T.S.Designs.Inc. ・・・ http://www.tsdesigns.com)
・Sweatshop Labor 0%
・ Pesticides Used 0%,
・ Plastic Prints 0%,
・ Harsh Resins 0%,
・ Certified Organic Cotton 100%,
・ Water Based Inks 100%

<Inn of The Seventh Ray>

「Inn of The Seventh Ray」は30年続いているオーガニックレストラン。サンタモニカ市内から30分ほど車で行ったTopangaと呼ばれるこの地域は、もともとヒッピーが多く住んでいた場所で、当時は3~4人のヒッピーたちによってレストランが開かれたそう。

木々や小川に囲まれたレストランは、なんだか古いお城に来たようで、スタッフも妖精のような柔らかく消えてしまいそうな人たち。急に別世界に着たかのような雰囲気が味わえます。

その長い歴史のため、非常に高品質なオーガニック食材が集まるため、トップレストランとしてよく紹介され、訪れる人が耐えない人気の場所となっています。日曜日のブランチブッフェもいいですが、夜は全体的にライトアップされて幻想的な空間が味わえるそう。

 

<Wild Oats >

Whole Foods Market 同様忘れてはいけないオーガニックスーパーマーケットがWild Oats。LOHAS10にも出展していました。

案内してくださったのは、LA地域のマーケティングマネージャー・Jimさん。肩書きはマネージャーなのですが、ネームバッチには「Marketing Gure」と書いているのが、なんだかWild Oatsらしい。(GURUとは元来ヒンドゥー教の導師の意味ですが、専門家や指導者という意味でよく使われます)

Whole Foods Market と同様、他店との違いを質問。

  • Whole Foods Market : グルメ志向、高級、広告を沢山出している
  • Wild Oats : 健康志向、コミュニティーとのつながり

おっしゃるとおり、どちらが良いか悪いかではなく、ファッショナブルなWhole Foodsに比べて、Wild Oatsは良い意味で垢抜けていなく距離が近い感じがしました。

「Glass Roots Markting」つまり草の根的な活動も重視し、たとえば店内には至るところに「Did you know?」というPOPによって、ビタミンCの健康に対する効果やオーガニック認証についての説明が。こういったお客様に対する教育も大事な1つのミッションと捉えているそうです。

ここでオーガニックと慣行栽培の値段の差を見てみると、 オーガニックのアボガドが$1.99に対して、慣行栽培が$0.99。つまり約2倍。全てがそうではありませんが、ご参考までに。 



< Juliano's raw >

New York Timesにも「America's No.1 raw living chef 」と称されたジュリアーノ氏が経営するローフードレストラン。ローフードとは、調理温度を46℃以下に保つことで、素材に含まれるビタミンや酵素が熱によって破壊されずに摂取できる、という調理法のこと。

試したメニューは
・ RAW-VIOLIS(ラビオリ):薄切りにした大根でペースト状の松の実などを包んだもの
・ RED ICED TEA:リフレッシュ効果のあるトロピカルアイスティー

最初は生で食べるのは抵抗があったのですが、2口目、3口目と食べていくと「美味しい」となってきました。



<Pharmaca Integrative Pharmacy>

Integrative というのは「統合的」という意味。つまりファルマカは単なる薬局ではなく、ホメオパシーやハーブなどの代替医療やイベントスペースなどもあり、人々を統合的に健康に導くためのファーマシーです。現在アメリカ西海岸に20店舗あり、大体の顧客が30~40代の女性だといいます。特筆すべきは、店内にカウンセラーが常駐していること。通常のドラッグストアでは処方箋を渡して薬をもらうだけで終了。アドバイスが欲しくても中々もらえないという不満や不安を取り除くべく、ハーブやエステ、ホメオパシーなどに精通している専門家が、色々なアドバイスをしてくれます。

ちょうど風邪をひいてしまった私が勧められたのは、「Old INDIAN WILD CHERRY BARK SYRUP」...いにしえのインディアンのシロップ、、、?「とってもマズイけど一番ききめがあるわよ」と、言うスタッフ。「良薬は口に苦し」というのは世界共通なのですね。

SPAコンサルタントのElishaさんは、スキンケアの専門家。
 


リンク

Santa Monica Green Map(英語)・・・  http://www.lagreenmap.org/
Sanga Monica Green Building Program(英語) ・・・  http://greenbuildings.santa-monica.org/
American Apparel  ・・・  http://www.americanapparel.net/mission/missionJapanese.html
Patagonia  ・・・  http://www.patagonia.com/
パタゴニア「つなげる糸リサイクルプログラム」  ・・・ こちら
パタゴニア「1%for Planet」 ・・・  こちら
Whole Foods Market  ・・・  http://www.wholefoodsmarket.com/
Whole Foods Market 「Lifestyles」(press) ・・・ こちら
Whole Foods Market 「Lifestyles」(info) ・・・ こちら
Loomstate ・・・ http://www.loomstate.org/
*日本だと、伊勢丹BPQCやBeamsで購入できます。詳しくはウェブのSTORESで。
T.S.Designs.Inc. ・・・ http://www.tsdesigns.com
Wild Oats ・・・  http://www.wildoats.com/u/home/
Juliano's raw ・・・  http://www.planetraw.com/
Pharmaca Integrative Pharmacy ・・・  http://www.pharmaca.com/


文:金沢玲美)
on 2006年5月 1日 in イベント・商談会