<The Latest LOHAS Data Research Report>
LOHAS消費者動向調査を行うNMI(Natural Marketing Institute)から最新のレポートが発表されました。一番大きく変わったのは、クラスターが昨年までは「LOHAS層」「Nomadics生活堅実層」「Centrists中庸無難層」「Indifferents個人利便層」の4層だったのが、今年からLOHAS ( 17%) Naturalites ナチュラル志向(21%) Drifters流動的・移行中(19%) Conventionals慣習的(20%) Unconserned無関心層 (21%) の5層になったこと。またLOHAS層の中にも、9%のLeadersと8%のFollowersに分かれることなどが発表されました。
*日本の2005年「日米合同LOHAS消費者市場調査」は(株)イースクエアがNMIと提携し実施しています。
■ 日本人参加者と日本LOHASスペース
<JAPANESE EXPO>
日本におけるLOHASを考えたとき、オーガニックやヨガだけではなく、伝統や郷土・風習なども、持続性があり未来に繋げなくてはいけないLOHASなのではないでしょうか?その思いから始まったJapanese LOHAS Room(以下Japanese Room)は、「伝統と伝承」をメインテーマに、日本のLOHAS企業や団体にご出展いただきました。
*出展社一覧はこちら
通常の出展社とは違う場所に位置していたにも関わらず、スポンサーのペリカン石鹸様のプレゼンテーションや、ピーター・D・ピーダーセン氏による日本のLOHASマーケット状況の発表で既に40%以上のLOHAS認知率があるという報告もあり、日本のLOHAS企業に興味を持った多くの来場者にJapanese Roomまで足を運んでいただきました。特に「お宿 吉水」を再現したオーガニック畳と珪藻土の壁は注目の的で、畳職人の植田さんの針で縫うところを興味深く見入いる方や、珪藻土の施工実演に参加された方、実際に畳に座って女将のいれたお茶をいただく方も多くいらっしゃいました。

*京都と東京・台東区のご協力による伝統行事などのパネル |
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<JAPANESE Q&A Luncheon with Paul Ray>
日本からは、なんと50人の参加者があった今回のLOHAS10。遥々遠方から参加した私たちのために特別に用意されたのが「ポール・レイ氏へのQ&Aセッション」です。通訳をピーダーセン氏、AVEDAのCEOドミニク氏も参加してくださるなど、とても有意義なものでした。参加者からは、「企業の独自性をもつこと」や「LOHASという言葉が単なる記号或いはイメージとして広がっていくのではなく、きちんとしたコンセプトとして伝わっていくにはどうすればよいのか」、また「持続性というときにはどのくらいのスパンで取り組めばいいのか」、などの質問がありました。
それに対して氏は、まず一番目に大切になってくるのが「本物志向である」ということ。つまり、それは自己内部における誠実さで、それを内にばかり留めておくのではなく、外へ伝えていくことで他の人たちにも同じような態度を持ってもらうことが大切だといいます。
そして、二番目に重要になるのが「透明性」。自分たちが実際にLOHASの概念を用いて、どう行動しているのかを見せるか。プロセスを見せる、あるいは結果を見せることでその概念が分かりやすく伝わるはずだと、お答えいただきました。
会期中、何度か氏とお話する機会がありましたが、日本でのLOHASの急速な広がりに対して期待とともに、多少なりとも危惧の念を抱いているように感じました。氏が大切に長い間かけて築き上げた期待すべきコンセプトを、私たちも大切に広めていかなくてはいけないと思います。
ライフスタイルを語る
最後にお宿吉水の女将・中川誼美さんから「LOHASを語る会議に、ライフスタイルを語っている人が誰もいないのではないか?」という核心を突いた質問も。
これに対してポール・レイ氏は、”Work your Talk”:有言実行” の大切さと透明性について再度伝えました。つまり、言っていることと行動が違う企業は、結局は消費者にバレてしまい、支持を得られないということです。また、氏は続けてCultural Creativesの執筆のためにずっと消費者行動をリサーチしていたとき、毎日数時間かけて、Cultural Creativesの人たちの一生を調べた時の事をお話されました。その方々は、「健康や環境に配慮した生活に気付いたあと、Cultural Creativesな生活ができるようになるまで10年〜15年かかった。そしてその生活を変える間、誰も信じてくれなかったしサポートもしてくれなかった」とおっしゃったそうです。つまり、ライフスタイルを変えるにはそれくらい時間がかかるということ。そして、人や企業としてサポートする体制をつくることが必要なのです。
日本もこの1〜2年でLOHASの概念が認知されたとはいえ、実際に生活を変化させた人はまだ少ないのではないでしょうか?少しずつでも変えていく覚悟にも近い信念、なるべく多くの方の実現ができるような社会全体のサポートが、これからのLOHAS企業・人の課題だと思います。
<LOHAS会議に出ること>
もしかしたらそれはアメリカと日本の国民性の違いかもしれませんが、最初はCEOたちのディスカッションに参加者が賛同して拍手喝さいするシーンに対して、もっと具体的な話があったほうがいいとも感じました。例えば会社のデータや信念を貫く過程での困難をどう乗り越えたかなど。それは、私たちが会議に参加する理由は、ビジネスに役立つ情報を得たり、リサーチをしたりすることだと思うからです。けれども残念ながらLOHASは認証制度ではないので、何と何をすればLOHASとして認められるというのはありません。ですからAVEDAと同じことをしてもビジネスが成功する保障もないわけです。大切なのは、会議中何度もでた「Authenticity」という言葉。自分の決意が本物であることを、どう伝えるかなのです。会議に参加する意義というのは、目標となるリーダーの話からヒントを得て、自分もできるという勇気をもらうことが会議から得られる成果なのかもしれません。そして一番の目的は、多くの同志に出会い、ネットワークを築くことだと思います。そして今回の経験を生かして、9%のLOHAS Leaderのより高いレベルに入れるよう、確固たる決意が必要なのだと思いました。
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LOHAS10のセッションの一部は、コンシャスメディアのウェブサイトから見ることができます(英語)
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